自己免疫疾患に関する素朴な疑問

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今回は自分の病気の経過についてではなく、自己免疫疾患全般についてふと感じた疑問について書いてみました。

その疑問とは、「自己免疫疾患の患者は元気になりすぎない方がいいのでは?」という疑問。

今の時点で自分自身答えを得られたわけではなく、今度通院するときにでも主治医に聞いてみようと思っていますが、まずは感じた疑問をアウトプットしてみました。

おことわり
この記事はあくまで私個人の記録であり、医療知識のある人物による記事ではありません。
記載されている医学的内容については正確でない可能性がありますので、必要に応じて医療機関や専門のサイトなどをご覧ください。
なお、当サイトを閲覧し、その内容を参照した事によって何らかの被害を被った場合でも、当サイト管理者は責任を負いません。
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ふと思った疑問

そもそも自己免疫疾患とは

私がかかっている「抗MOG抗体関連疾患」というのは「自己免疫疾患」の一種。

Wikipediaで「自己免疫疾患」を調べてみると以下のように出ています。

自己免疫疾患(じこめんえきしっかん、:Autoimmune disease)とは、異物を認識し排除するための役割を持つ免疫系が、自分自身の正常な細胞組織に対してまで過剰に反応し攻撃を加えてしまうことで症状を起こす、免疫寛容の破綻による疾患の総称。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E5%85%8D%E7%96%AB%E7%96%BE%E6%82%A3

この通り、なぜか自分の免疫システムが自分自身を攻撃してしまい、結果としていろんな症状を引き起こしてしまう病気です。

要は身体の防衛部隊が味方を誤射してしまっているわけで、本当に困った病気と言わざるを得ません、、、。

これはいわば、自己防御システムたる自己免疫プログラムの中の敵味方識別信号を判断する部分に「バグ」を抱えた状態であると言えます。

人が元気になる=免疫システムが活発になる?

通常、自己免疫疾患にバグを抱えていない健康な人であれば、よく食べ・よく眠り、いわゆる「健康的な生活」を送っていれば自己免疫システムが活性化されて、その結果いろんな病気にかからなくなります。

実際、先日見ていたこのTEDでも寝不足の人は免疫システムが大幅に減退するので、寝不足は厳禁!と言っていました。(詳しくはTEDをご覧ください!)

逆に言えば、しっかり寝ればそれだけ正しく免疫システムが機能する、という科学的エビデンスがあると言っているわけです。

疑問:「自分が元気になると症状が悪化するのでは?」

そう考えると、『自己免疫疾患患者が「元気」になってしまうと、「バグ」を抱えた自己免疫システムが活性化されて、自分自身への攻撃が強化されてしまうのでは?』というのが今回感じた疑問です。

自分はこれまでのブログで何気なく「早寝早起きをして健康的な生活を送るように心がける」と書いていたのですが、上のTEDを見ていて、ふとこの疑問を感じてしまいました。

自己免疫システムがなぜ自分自身を攻撃してしまうようになったのかという根本的な理由はともかく、少なくともバグってしまった状態(=自己免疫疾患にかかった状態)の自己免疫システムは、ある意味「悪気なく」「システムの正常な反応」として自分の身体を攻撃するはず。

そうなると実は「ものすごく健康的な生活よりも、そこそこ健康な生活くらいな方がいいのでは?」という仮説が成り立つのではないかと思ってしまいました。

健康的な生活を送ることで、異常な免疫活動である自分自身への攻撃を行う「バグ」自体が修復されるのであればいいのですが、そうであれば自己免疫疾患は「完治」が可能な病気であるはず。

そうではないということはこの「バグ」そのものを修復することは少なくとも健康的な生活を送るくらいでは無理なはずで、「自分が元気になると病気が悪化する」というジレンマがあるのではないかと考えてしまいます。

薬と自己免疫疾患との関係

実際、今の状況下ではステロイドや自己免疫抑制剤などの薬が免疫システムを抑える役割を果たしてくれています。

ただ、これらの薬は免疫システム全体の働きを抑えることになるので、自分の身体への攻撃が緩くなると同時に、外部からの攻撃にも弱くなり、それが「易感染性」という副作用につながっていると理解しています。

今は薬に頼り、非常手段として免疫システム全体を抑えていますが、副作用を考えるとこれからずっとこれらの薬を飲み続けるわけにはいきません。

少しずつ量を減らして、「薬の効果&副作用」と「自己免疫システムの身体への攻撃」のバランスが取れる場所を探る必要があります。

自分の中で答えを見つけておきたい

そうやって薬の量が減ってバランスが取れた時に、果たして身体をどういう状態に保っておくのがこの病気を抱えた人にとってベストなのか、という点について自分なりに答えを見つけておかないといけないなぁ、と感じました。

変な言い方ですが、元気になりすぎないように注意するというような、とても不思議なことを意識する必要があるのか?ないのか?」ということですね。

自分自身そこの部分がまだ理解できていないので、次の診察時にでも先生に聞いてみようと思います。


というわけで、今日はふと感じたことを書いてみました。

自分で自分自身を攻撃してしまうという不思議な病気であり、これからもずっと付き合っていかないといけないので、自分の中での心構えとして、この疑問についてはどこかで答えを得たいなと思っています。

少なくともたくさん薬を飲んでる今の時点では、元気になりすぎないように気をつけるつもりは全くないですが、薬が減った時のための準備として考えています。

この疑問についてはまた先生から「答え」がもらえたら、記事にしようと思います。

それでは!


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