2019年 脊髄炎闘病記 vol.1 – 入院

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こんにちは、ダイクン(@channelsland)です。

ブログを中断してからの再開記事が病気の話題で何とも不本意ですが、残念ながら先週より都内某病院になかなか珍しい病気(らしい)で入院する事になってしまったため、自分のメモも兼ねてその闘病記を記そうと思います。

まだ入院して3日目ですが、色々と病気の不安もあり、そのあたり書き出すことは自分の精神衛生上も意味があるのではないかなぁ、と思っています。

果たして公開する必要があるかというのは別問題ですが、似たような症状がある方への1つの経過例として参考にしていただければという気持ちで書いていこうと思います。

もしかすると先日のGoogle先生のロジック変更で個人ブログの医療記事はなかなか見てもらいづらいかもしれませんが、それでも見たい人に少しでも届けば幸いです。

おことわり
この記事はあくまで私個人の記録であり、医療知識のある人物による記事ではありません。
記載されている医学的内容については正確でない可能性がありますので、必要に応じて医療機関や専門のサイトなどをご覧ください。
なお、当サイトを閲覧し、その内容を参照した事によって何らかの被害を被った場合でも、当サイト管理者は責任を負いません。
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これまでの経過

最初は熱&頭痛&足のしびれから

3月下旬より微熱があり、少し経つと38度を越える熱とひどい頭痛と足の痺れが襲ってきました。しかも、咳・鼻水・喉の痛みといった風邪なら出てくる症状は皆無。ちなみに足の痺れは感覚の痺れで、運動機能には何の影響もなく、動かしたり力を入れたり歩いたり、という動作には問題ありませんでした。これはおかしいと思って近くのクリニックへ。

クリニックの先生も確かに普通の風邪じゃなさそうだということですぐに血液検査と尿検査をして翌日再度通院。結果、細菌感染ではないので、何らかのウイルス感染症でしょうとのこと。細菌感染なら抗生剤が効くけれど、ウイルス感染の場合は出せる薬がないのでということで漢方をもらって様子を見ることに。

数日後になっても改善しないので再度通院して、大規模病院への紹介状をもらってそっちへタクシーで直行。この頃は高熱に加えてかなり頭痛も酷くて、なかなか辛い状況でした。

改善せず、大規模病院へ

救急で見てもらい、今回のように風邪の症状がなくて熱や頭痛が出る可能性のある病気をひと通り検査しましょう、ということで、採血、採尿、頭部CT、胸部レントゲン、心エコー、直腸診(これは前立腺炎も発熱の原因になるからだそうな。)などなどを実施。

結果として、その時点の診断としてはウイルス性(無菌性)髄膜炎の可能性が高いとのこと。要は背中を通る髄膜に何らかのウイルスが感染して悪さをしている模様。

ただ、クリニックと同じくウイルス性の場合は根本的な治療薬がないので、鎮痛解熱剤をもらって帰宅。要は自分の体の免疫によってウイルスを退治するしかないってことですね。(ちなみに請求額が15,000円オーバーで、請求書見たときビビりました汗)

ちなみにウイルス性髄膜炎を確定させるには腰椎穿刺という腰椎に針を刺して髄液を取って検査する必要があるけれど、腰椎穿刺自体にもリスクはあるし、結果としてウイルス性髄膜炎と確定できたとしても実施する治療に変化はないので腰椎穿刺については実施しない方向に。

徐々に熱と頭痛は改善したものの、足の痺れが、、、

その後、何度か解熱鎮痛剤を飲みつつ数日様子を見ても、熱が38度までは上がらなくなったものの、37度中盤で平熱には戻らないので2回目の通院からは感染症科の先生に診てもらうことに。

ただ、やはりほぼ診断は変わらず。足の痺れについては続くようなら神経内科を受診した方がいいとのこと。

その後の1週間で熱と頭痛はだいぶ改善して36度後半から37度ちょうど程度に落ち着いてきたので、この辺りから数日出社。

足の痺れは変わらず感じていたものの、熱と頭痛がなければ仕事は何とかできるので、何日か仕事してました。

足の痺れが治らず、神経内科に

その後、1週間弱経っても足の痺れは改善も悪化もしないものの、しっかり痺れているので、さすがに心配になって同じ大規模病院の神経内科にかかろうと思いきや、大規模病院の内部の科の間で紹介が出来ず、別の科にかかるには再度紹介状がないと受けれないとのこと!

(これってどこの大規模病院でも同じ?!全く違う経緯で全然違う症状でかかるならともなく、今回のは非効率な気がするんだけどなぁ。これ、絶対クリニックいってもそこで診断つかないでしょ。)

一応、紹介状なしでも予約は取れると言われたものの、取れるのはGW明け。

紹介状ありならまだGW前にも空きがあるということで、さすがこの足の痺れを抱えたままGWを越えるのは不安だったので痺れる足で地元のクリニックへ行って、事情を説明して紹介状を書いてもらいました。

きっとGW中は医療体制も通常と同じというわけにはいかないだろうし、その間に悪化したらと思うと怖かったので、面倒臭いと思いつつも早くいける選択肢を取りました。

恐らくこの判断は結果的にとても正しかった気がします、、、というかもっと早く神経内科を受診しておけばよかったと思いますが、まぁそれは後の祭りですね。

いよいよ神経内科を受診

というわけで紹介状をもらってから予約をして、ようやく数日後に大規模病院の神経内科を受診。

先生の当初の診断としては、脊髄の中で炎症が起きて、それが足の痺れを起こしているのではないかとのこと。というわけで、結局腰椎穿刺をやることに。

実は昔左足を大きく骨折した際に、手術後まで継続して下半身を麻酔するために硬膜外麻酔というのをかけるのですが、それも腰骨に針を刺して行う腰椎穿刺と同じような手技。

その時のびっくりするくらい痛い麻酔やら腰骨に針が刺さってくる何とも言えない感覚(麻酔しているので痛くはないものの、グググっと針が腰骨の間に刺さってくる感じが何とも言えず嫌なのです泣)があって、本当はやりたくなかったのですが、事ここに至っては選択の余地なし。大人しく従いました。

まぁ結果的には腰椎穿刺はそこまで痛みもなく終わり、後遺症で頭痛を感じる人もいるようですがそれもなく一安心。それからMRIで脊椎や頭を検査したり、色々と大忙し。

入院確定、、、

腰椎穿刺が終わって、MRIを待っている間に先生が来て、腰椎穿刺の結果で数値にもう異常が出ている事が分かったために入院治療をした方がいいということで、GWは病院で過ごすことは確定。

「そうかぁ、新年号を病院で迎えるかぁ」と腰椎穿刺実施後の安静中に一人感慨に(?)耽っておりました。

現在の症状&診断名

結局、その後のいくつか検査結果を含めて、現時点の診断は「脊髄炎」。

脊髄の結構広い範囲と、加えて脳(!)にも一部炎症が起きているらしく、血液検査の結果やMRIの画像を見せてもらいながら主治医が説明してくれました。

今の自覚症状としては、ほぼ足の痺れだけなのですが、自分では意識できないレベルで視神経や他の神経系にも影響が出ているようで、それが今の一番の不安ごと。

最悪足の感覚の痺れは歩けはするので、万が一今のままこれが残ったとしても普通に生活していけると思いますが、さすがに目が見えなくなったりしたら、そうはいきません。

今の時点で失明の危機が迫っているというほど切迫はしていないとのことですが、何とかこれ以上視神経に影響が出ないように、と願うしかありません。

ただ、まだ最終的な原因(「何が脊髄炎を引き起こしているのか?」)は分かっていないので、そこは来週以降さらに検査をして探っていくとのこと。

どうも自己免疫系の病気の可能性もあるようで、診断が確定するまでは今後の生活がどうなっていくのか、想像がつかなくて不安ですね。

病気によっては一回治ったら完治!という病気もあるし、何度も継続的に不調が出て治療が継続的に必要になってしまう病気もあるらしいし。

まぁ何も決まらないうちから悩んでもしょうがないので、今はこうやってブログを書いて気を紛らわしています(笑)。

今後の治療予定

治療としては、まずはステロイドで炎症を叩いていく治療を行うとのこと。

すでに3日間大量のステロイドを点滴で投与して(ステロイドパルスというらしい)、明日からはステロイドの内服とのこと。

入院期間は今のところ1ヶ月。

というのもステロイドを投与すると免疫力が落ちるので、感染症に感染しやすくなったり、かかったら治りにくくなったりする副作用があるとのことで、内服するステロイドの量を少しずつ減らしていき、薬による免疫への影響が外へ出ても大丈夫なレベルになるまでは病院に「隔離」ということになるようです。

今日で点滴が終わってしまったので、明日からは毎日特にイベントもなく、さらに暇な毎日になりそうです、、、。

上にも書いた通り、自覚症状は足の痺れだけで、頭と体は元気なので、本当に暇なのです。父に本を自宅から持ってきてもらったので、この1ヶ月は読書月間とする所存です。(そうか、書評記事も書けるかな。)


とここまで思うがままに書き連ねたら、いつの間にか3,800字を超えてしまいました。長文失礼しました。

これからは、治療経過や入院生活について書いていこうと思います!まだ診断も確定しない中で色々と不安は尽きないですが、まずは自分ができることを地道にやっていこうと思うので、よろしくお願いします!

それでは!


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