こんにちは、ダイクンです。
無事にワクチンを2回打ち終わったので、今日はその記録になります。
免疫抑制剤を飲んでいる状況下でワクチンを打った場合の1つの実例として参考になればと思います。
ワクチン、2回接種しました
前提条件
実際のワクチンを打った後の経過を書く前に、自分が打った状況と飲んでいる主な薬を書いておきます。
自分のケースでは住んでいる自治体の「基礎疾患あり」の枠で、他の同年代の人よりは先に接種させてもらえることになりました。(ありがとうございます!)
免疫系に影響を及ぼすステロイドや免疫抑制剤を飲んでいるところが、普通の人とは異なるところだと思います。
免疫の機能を抑えている = ワクチンに反応する力が弱い(?)ということになるのかどうか、その辺が気になるところです。
接種ワクチン | ファイザー製 |
接種場所 | 自治体の設置した接種センター(プレハブ) |
接種時間 | 2回とも16-17時頃 |
主な服用薬 | プレドニゾロン(ステロイド): 2 mg/day アザチオプリン(免疫抑制剤): 100 mg/day |
服用期間 | 約2年 |
副反応まとめ
一番気になるのは接種後の副反応だと思うので、最初に自分が感じた主な副反応をまとめておきます。
1回目、2回目で感じた症状は似たようなものですが、強さや時間帯が異なっていて、体感的には2回目の方が圧倒的に辛かったです。
1回目は腕が上がらないのが辛いくらいでしたが、2回目はしっかり倦怠感と発熱があり、(ひどい人から比べればだいぶ軽いんでしょうが)それでも普通に起きて日常生活を普通に送るのは無理なくらいでした。
発熱 | 腕の痛さ | 倦怠感 | 副反応を感じた時間 | |
1回目 | 37.3℃ | 痛くて腕が上げられない時間あり | ほとんどなし | 接種直後〜30時間 |
2回目 | 37.7℃ | 痛いけど、無理すれば上がる | 起きていられないくらいダルい 関節痛もあり、背中が重たい | 20時間〜50時間 |
発熱経過
接種後の体温の経過はこんな感じでした。
本当は1時間毎に測りたかったのですが、普通に翌日は平日で仕事だったのもあって結構歯抜けになっています、、、すいません。(身体に張り付けて定期的に体温モニタリングしてくれるガジェットとかあればいいのに笑)
こうやって見ると、接種後25-30時間くらいで発熱があったというのが分かります。
2回目は体温計で測れた最高値は 37.7℃でしたが、接種時間が夕方だったせいで 30時間あたりをまたいで睡眠をとってしまっているので、実際のところもっと出ていたかもしれません。
少なくとも体感的には、もっと出ていたような感覚はありました。
でも、いずれにせよ、そんなに長引くことなく、36時間経過するあたりで微熱には戻っていました。
接種後の経過
続いて、1,2回目の経過をそれぞれまとめてみます。
経過 – 1回目
1回目は腕の痛さが強く、接種直後からすでに接種箇所に違和感が出てきてました。
その後、どんどん痛くなってきて、一番ひどい時には完全に腕が上がらなくなるように。
1回目はこの腕の痛みが、体感的には唯一の副反応という感じ。
でも、他の発熱や倦怠感の症状はほとんどなく、37℃前半の微熱は出たものの体感的にはほぼ何も感じないくらい。
その腕の痛みも徐々に和らぎ、30時間経過するあたりでほぼ感じなくなりました。
1回目についてはほとんど日常生活には影響なかったです。
経過 – 2回目
2回目は、接種後から20時間経過するくらいまでは、腕の痛みも何も感じないくらい平穏な経過。
でも、20時間くらい経過したあたりから倦怠感や関節の違和感を感じ始め、24時間経つくらいの時点でかなり倦怠感を感じるように。
1回目は薬は飲まなかったのですが、2回目は異変を感じ始めたくらいの頃にアセトアミノフェンを飲みました。
その後、起きている時間帯では 37.7℃ を記録するものの、不思議なことにこの計測時の体感としては「もう熱下がったかも?」と思ったくらいのタイミングでした。
この時に限らず、2回目は自分の体感と実際の計測値にズレがある、というのが結構ありました。
そんなに辛くない時に測ると高くて、「こりゃ熱上がってきたな」と思って測ると大したことないという感じ。
ちなみに発熱自体は37.7℃でしたが、一番辛かったのは倦怠感と関節痛。
この倦怠感はかなり辛くて、全く集中できないので、翌日はワクチン休暇をもらって休んでいたくらいでした。
代わりに腕の痛みは1回目に比べるとすごい軽く、最後まで痛いけど上げようと思えば上がるくらい。
どうやっても上げられないくらい痛かった1回目とは明らかに差がありました。
結局、45時間くらいからスッキリしてきて、50時間経った頃に倦怠感も含め完全に消失したというような感じでした。
事前準備
思ったよりもひどい反応はなかったので、ほとんど杞憂に終わりましたが、事前準備したことはこんなものでした。
ポカリスエット
発熱時のために、ポカリスエットは結構準備しておきました。
「本当の」経口補水液である OS-1 は、完全に高熱になった時に家族に買ってきて貰えばいいという判断で購入しませんでした。
もし1人暮らしだったら、絶対に事前に買ってたと思います。
ちなみに2回目はフォロワーさんに教えてもらい、接種前からポカリを飲み始めて接種に備えました。
消炎解熱剤
薬は、1回目を接種した帰り道にアセトアミノフェン配合の風邪薬を購入しました。
結局2回目に1回だけ飲みましたが、どこまで効いたかは分かりませんね。
使うかどうかは別にして、やはりあると安心感があると思うので買っておくのがいいかなと思います。
仕事の調整
基本的に2回とも最悪翌々日まで不在になっても大丈夫なように調整した上で臨みました。
結果的に2回目の接種2日目だけお休みをもらう形(接種翌日は通常勤務で夕方で早退)になりましたが、体調悪い中で対応するのだけは嫌だったので、他の人にお願いすべきことはお願いしたりして準備。
MOGAD(MOG抗体関連疾患)への影響
可能性として、ワクチンにより免疫系のバランスが崩れることで、元々のMOGADで出ていた症状に変化があるかもしれない、というのは頭の片隅にありました。
自分の場合、今残っている症状は右足つま先の異常感覚で、一番酷かった時もつま先から胸まで右側全体の感覚が鈍くなったということだったので、そういった変化がないかは結構気にして見ていました。
具体的には、↓な感じでお風呂に入るときにお湯を当てたり、使ったりして確認。
2回接種し終わった今の時点で幸いワクチン接種の影響はなく、今のところ症状に変化はありません。
果たしてワクチンの効果は?
以前に紹介した専門家の意見なども踏まえて、自分としては「効果がどれくらいあるかは分からないけど、自分と周りの人を守れる可能性があるのだからワクチンは打つ」というスタンス。
そして実際に2回接種終わったのですが、やっぱり気になるのは「果たしてコロナウイルスに対する抗体は作られたのか?」ということ。
1回目と2回目の接種の間に神経内科の定期通院があったので主治医にも聞いてみましたが、要約すると「測るためのオフィシャルな仕組みもないし、測れない。それに、抗体があってもなくても、自衛のために取るべき行動は変わらない。」という答えでした。(想定通り)
確かに、ワクチンの効果があってもなくても人混みを避けて出来る限りの感染防止策を取る、というのは自分ももちろんそのつもりで、そういう意味では抗体の有無は関係ないのかもしれません。
とはいえ、個人的には「ワクチンに対して身体がちゃんと反応したのかどうか?」というところに興味があって、ちょっと調べてみました。
すると、コロナワクチン抗体価を有料で計測してくれるようなクリニックもあるにはありました。
ただ、そういうものの信頼性などについて確信が持てず、まだ1万円弱を払う意義があるのか決めかねているところ。
あまり時間が経ってしまうと抗体も減り始めるかもしれないので、あまり迷っている時間もないのですが、もうちょっとだけ悩んでみようと思います。
総括
今はとりあえず重篤な副反応もなく2回の接種が終えられて、ほっと一安心というところです。
ワクチンを打ってもコロナウイルスに感染しなくなるわけではないのは自明なので、引き続き基本的な感染症対策は 100% の精度を目指して、気を抜かずに緊張感を持って続けていきたいと思います。
今は仕事の都合上、都心に頻繁に出向かなくてはならないので非常に不安なところですが、(出来る限り出勤回数を減らすということも含め)自分にできることは全部やって、あとは天命に任せるという気持ちです。
変異株次第かもしれませんが、今はワクチン接種率が上がることで状況が少しでも改善することを願うばかり。
長文読んでいただいてありがとうございます。
そんなわけで、免疫抑制剤を飲んでいる人がコロナワクチンを打った経過を記録してみました。
同じような薬を飲んでいて、まだ接種していない方がいれば1つの実例として参考にしてもらえれば嬉しいです。
早くこんなことは気にしなくて良くなる時期になることを願うばかりですが、まだもう少しは辛抱の時期は続きそうですね。
皆様も心身ともに、くれぐれもご注意ください!
それでは。
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