闘病記 Vol.21 – 約1年ぶりの視神経誘発電位検査

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こんにちは、ダイクンです。

今週は以前からの目の重たさの原因確認ということで、視神経の検査を受けてきました。

視覚誘発電位検査(VEP)という検査だったのですが、どんな検査かその紹介をしてみたいと思います。

おことわり
この記事はあくまで私個人の記録であり、医療知識のある人物による記事ではありません。
記載されている医学的内容については正確でない可能性がありますので、必要に応じて医療機関や専門のサイトなどをご覧ください。
なお、当サイトを閲覧し、その内容を参照した事によって何らかの被害を被った場合でも、当サイト管理者は責任を負いません。
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目の重たさの原因は?

以前から書いている通り、今年に入ったくらいから右目の上側に重たさを感じることが増えました。

自覚的には視力や視野には問題を感じることはなく、重たさだけ。

あくまで「重たい」という感じであって、「痛い」という感じではないのですが、片目だけ、しかも明らかに上側だけということで、ただの疲れ目ではないかも?ということで先生に相談したところ、念のため検査する事になりました。

本来は今年3月頃に検査をやる予定だったのですが、コロナ第一波に被ってしまったため、その時は「当時の条件下で通院するリスク」と「目の状態」を天秤にかけて、キャンセルしてもらいました。

今回はそのリベンジ。

目の状態自体は春から比べてほとんど変化はないんですが、ほんの少し重たさを感じる回数が増えたかも?というところ。

去年の初発時には、脳のMRIに影があり、入院当初に実施したこのVEP検査でも視神経に異常があることが分かっているので、問題ないかを確認するための検査です。

VEP : 視覚誘発電位検査

何を検査しているのか?

自分もこの病気になるまでこんな検査があるなんて知る由もなかったので、恐らく同じような病気を持たない人は VEP と言われても、なんのこっちゃ分からないと思います。

VEP で Wikipedia を調べると、こう出てきます。

視覚誘発電位(VEP)とは、視覚刺激を与えることで大脳皮質視覚野に生じる電位

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%96%E8%A6%9A%E8%AA%98%E7%99%BA%E9%9B%BB%E4%BD%8D

個人的な理解としては、眼球から入った情報がちゃんと脳に届いているかをチェックする検査、と理解しています。(注意:以下は全て私個人の理解であり、医学的に正しい保証はありません。)

眼球から正しい情報が入力されていたとしても、目から脳までの間で通る視神経に炎症があったりすると、目から入った信号が脳で認識されるまでに乱されてしまい、正しく脳で認識できなくなる、ということなのではないかという理解。

アニメ「攻殻機動隊 Stand Alone Complex」 の中に出てくる、視覚情報を記録する「インターセプター」に記録された情報と、脳が認識した情報に差があるって話と同じですね。(分かる人だけ分かってもらえればいいです笑)

攻殻機動隊の場合は、電脳をハックされて脳が受け取るまでの間に情報を一部上書きされてしまうから「目で見た実際の情報」と「脳が認識した情報」に差が出ていたわけです。

が、我々の場合は当然誰かに視神経をハッキングされているわけではなく、神経の炎症によるノイズが混じる(脱髄)によって視覚情報が乱される、ということなんだと理解しています。

VEP 検査

去年の入院当初・退院直前・今回と、この検査を受けるのはこれで3回目。

病院によって多少差があるのかもしれませんが、自分のお世話になっている病院ではこんな感じで検査が進みます。

まず検査室に入ると、頭の4箇所(前側中央に1つ、後ろ側の右・中央・左に1つずつ?自分の姿が見えないので多分、ですが。)に電極くっつけて、計測用の機器に接続します。

電極は、頭皮にクリームみたいなもの(?)を塗って、貼り付ける感じ。

当然、強く貼り付けられているわけではないので、検査中大きく動くことは出来ないです。(ちょっと動くと外れそうな感じ)

そして目の前には小さなディスプレイがあり、そこには白黒の格子模様が表示され、その中央に小さな白い四角が表示されています。

次に、片目をガーゼで隠し、部屋を真っ暗にした状態で白黒の格子模様が表示されたディスプレイ中心にある白い四角を凝視するよう指示されます。

検査が始まると、画面中心の白い四角以外の白黒の格子模様が白→黒→白→… と1秒間隔くらいで反転し続けます。

検査を受ける我々は、ひたすらこの画面を見てればいいだけ。

今回は2分見続けたら2分休憩、で1セットでした。(最初やった時はもう少し長かったかも?)

これを左右それぞれ、そして両目で各2セットずつ、合計6回くらいやりました。

最後に頭の電極を外して終了。

検査全体で45分くらいだったでしょうか。

調べてみるとこんな画像が出てきましたが、検査している姿はこんな感じです↓↓↓(実際やるときには部屋は真っ暗ですが。)

リダイレクトの警告

眠気との戦い

上の説明でどこまで伝わるか分かりませんが、この検査、全然痛くないです。

ですが、ひたすら反転する画面を真っ暗な部屋で見続けるので、壮絶な眠気との戦いが不可避です笑

MRIとかなら寝ちゃっても身体が動かない限りは大丈夫ですが、この検査は寝てしまっては視覚からの刺激がなくなっちゃうのでNG。

これまでに3回受けていますが、毎回眠気との戦いが非常に辛い。

とはいえ、入院当初は全く目に異常がある自覚はなかったんですが、実際にはこの検査で異常があったので、目に見えない部分を調べる大事な検査。

今回もなんとか眠気に耐えつつ(何度か意識が飛びかけましたが汗)、無事に乗り切りました笑


というわけで、今回は視覚誘発電位検査について書いてみました。

最後に技師さんに自分の検査結果を記録していた画面を見せてもらったのですが、いろんなグラフがたくさん出ていて、素人にはサッパリ分からない。当たり前ですが。

今回の検査結果を聞けるのは約1ヶ月後の主治医の診察時なので、それまで結果が聞けないのはちょっとモヤモヤしますが、引き続き自粛生活を続けつつ体調管理に気をつけていこうと思います。

まだまだ暑く、自由に外出しづらい時期が続きますが、皆さまもお身体ご自愛ください!

秋が待ち遠しい!


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