こんにちは、ダイクンです。
先日、コロナワクチン2回目の接種を終えたわけですが、悩んだ末に、今回新型コロナウイルスに対する抗体の「量」を測る検査を受けてきたのでその記録です。
2年近くステロイドや免疫抑制剤を飲み続けて、果たして免疫が正しく機能しているのか知りたかったので、その好奇心に負けて測ってきました。
新型コロナウイルス抗体検査を受けた理由
今回、新型コロナウイルスに対する抗体検査を受けた理由は「自分の身体の免疫システムがちゃんと動いているのか知りたかった」から。
ワクチンを接種して、その結果として新型コロナに感染しづらくなるかどうかは、正直なところほとんど気にしていません。
というか、その問いには今の時点で明確に答えられる人はいないんだと理解しています。
実際のところ、どれくらいの抗体があれば予防効果があるかどうかはまだ分かっていないということで、抗体検査を受けるときの注意事項としても以下のように明記されていました。
ヒトの体内でどれだけの抗体価があれば発症や重症化予防に十分であるかは明らかになっていません。
検査時に渡されたリーフレットより
これまでの世の中の状況から見てもワクチンの効果が 100% でないことは明白なので、ワクチンを打ったからといってこれまでのマスクや自粛生活をやめるわけにはいきません。
そういう意味では抗体検査の結果がどうあれ、当面自分の行動を変えることは出来ないと思っています。
じゃあなぜお金を払ってまで検査を受けたかというと、これまでの約2年間、ステロイドや免疫抑制剤を服用して免疫を抑制する治療を受けてきた自分の身体で、ワクチンに対して免疫システムが想定通りに反応するのかが知りたかったから。
自分の中で新型コロナの抗体が出来るには、①新型コロナに感染するか、②ワクチンを打つか、の2つしかないわけで、(①はないはずなので)抗体が存在していればワクチンに対して自分の免疫がしっかり働いたことの証明になると思っています。
そんなわけで、今回は自分の免疫がちゃんと稼働しているのかを確認するために、検査を受けました。
前提条件
服用している主な薬
以前の記事でも書いていますが、改めて。
今飲んでいる主な薬は以下の通り。
ステロイドの量は2年ほど前の退院時から徐々に減らしてきていますが、薬を飲み始めてからは約2年4ヶ月、というところでしょうか。
薬 | 今の服薬量 |
プレドニゾロン (ステロイド) | 1 mg/day |
アザチオプリン (免疫抑制剤) | 100 mg/day |
受けた検査
抗体検査にも何を検出ターゲットするかで複数の種類があるようですが、その辺りの詳細は素人の私が書くのは望ましくないので、受けるに当たって参照したリンクを貼っておきます。
「コロナ 抗体検査」とかでググればたくさん出てくると思うので、受けてみようかな、と思う方はご自分で色々と調べてみてください。
私が検査を受けたクリニックでも2種類の検査をやっていましたが、私は上のサイトで「ワクチンによりどれくらいの抗体が作られたかを検査する」と説明されている以下の検査を受けました。
ARCHITECT SARS-CoV-2 IgG II Quant (アボット社)
ちなみに2回目のワクチン接種が 8/15 だったので、接種からは約5週間経過しています。
大体3週間後くらいをピークに徐々に抗体価は下がり始めるようなので、果たしてどういう結果になるでしょう?
検査実施
検査は採血のみ
検査は血液を検査機関に送る形になるので、検査を受けたクリニックでは医師の診察もなく、そのまま看護師の人に採血されて、お金を払って終わり。
確かに調子が悪いわけではないので、医師の人と話す必要はないんですよね。
この時期に病院に行くのも嫌でしたが、他に患者もおらず、滞在10分でさっさと終わりました。
結果は3、4日後に郵送で届くとのこと。
果たして結果は!?
そんなわけで検査結果を待っていたわけですが、確か検査を受けた2営業日後くらいに自宅に封書で届きました。
ワクワクしながら封書を開けてみると、説明書と共に、こんな報告書が、、、。
11600!
もともと検査としては 50 AU/ml が検出有無の閾値で、かつ同封されていた説明書には「4,160 AU/ml 以上であれば抗体が多いと言われるが、まだ定かではありません。」というようなことが書いてあるので、とりあえずこの数字は「抗体はちゃんと作られた」ということだと理解しました。
上に書いた通り、数字が大きい小さいは気にしておらず、少なくとも抗体が出来ていることは分かったので、個人的には大満足。
薬を飲み続けていても、自分の身体の免疫システムが少なくともある程度は稼働していることが確認できて安心しました。
そういう意味では、検査してみてよかったです。
費用は?
ちなみに検査費用は ¥9,000 でした。
検査する場所によっても結構差があるようでしたが、受ける場所を探すためにネットで見ていた限りは 都内だとだいたい ¥5,000 から ¥10,000 の間、という感じでしょうか。
これを高いとみるか、安いとみるかは人それぞれだと思いますが、自分の場合は上で書いたように自分の免疫システムの「稼働状態」が知りたかったのでちょっと高いと思いつつ、他に選択肢もないので払いました。
こういう検査じゃない限り、自分の免疫が動いているかどうかを可視化する方法って思いつかなかったので。
好奇心の代償というところですね。
というわけで、今回は新型コロナに対する抗体検査の結果をまとめてみました。
もちろん個人差があるので一概には言えませんが、少なくとも自分の例では 2年間免疫抑制剤を飲んでいてもワクチン接種により抗体が作られた、と言っていいのではないかと思います。
そして、一旦受けてみると次は「今度は数ヶ月経過するとこの数値がどれくらい減るのか」が気になってきていますが、そこは今回以上に単純な好奇心でしかなく、あまり得るものもないので検査を受けるかどうかはまたちょっと考えたいと思います。
きっと同病の方で免疫抑制剤飲んでてもワクチンの効果があるの?と気になっている方は多いと思うので、1つの実例として眺めてもらえれば。
ワクチンを打っても、抗体が出来ても、まだまだ自粛生活は続きますが、みんな元気で乗り越えましょう!
長文を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは!
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コメント
好奇心の代償としては安い感じがありますね!!
私も知識欲が多く、ダイクンさんのブログ参考にさせて頂いてます!
コメント、どうもありがとうございます!
悶自分の免疫は動いてるのか不安になって悶々と悩むよりかは、明確に答えが出て分かりやすいので、自分でも受けて良かったと思ってます。
1つの実例として、これからも経過の記録を続けていくので、また見に来ていただけると嬉しいです!